2020 Refine 版
この記事は FUN Advent Calendar 2019 Part 2 7 日目 キーボードをお探しですか?を 2020/12/09 時点をもとに加筆修正したものです。
思ったよりも加筆量が多かったため、BaHo Advent Calendar 2020 9 日目の記事として流用することにしました。
かさ増しとかいうな。
対象読者
- 新しいキーボードを買おうか迷っている
- 今のキーボードに不満や違和感がある
- なんとなくキーボードに興味がある
- キーボードを探しているが、種類が多くてわからない
キーボード選びの着眼点
キーボードを選ぶ上で、何を重視して購入するかしっかり考えているだろうか。 人によってキーボードの出番から手の形、環境が異なるので、10 人いれそれぞれ最適なキーボードが 10 個見つかるものだ。 この項目では、キーボード選びで見るべきいくつかの着眼点を紹介する。(それぞれの説明は其の辺の一般人が書いているであろう記事があるので各自調べよう)
キー方式
キー入力の ONOFF がどのような手法によって行われているかを示す。 これによってクリック間やタイプ音が変わる。
- メンブレン
- メカニカルスイッチ
- 静電容量無接点
- バックスプリング
- etc...
押下圧
キーを押し込むために必要な圧力。 これによって押し心地や押すために必要な力加減が変わる標準的な押下圧は 45±5g。
キーストローク
キーを押し込める高さ。 押し込み感に関わる。 デスクトップキーボードのようなフルサイズと、ラップトップ一体型の薄いもの(ロープロファイル)がある。 通常は 4mm、ロープロファイルは 2-3.2mm 程度。
接点
アクチュエーションポイントとも言われる。 キーをどこまで押し込めば入力判定が得られるかという指標。 主にメカニカルスイッチ搭載機の指標として扱われる。
キーストロークが 4mm の場合、標準的な接点は 2mm。
キーピッチ
キーとキーの間隔。 運指に関わる項目。 19mm 程度の間隔がフルサイズと呼ばれる標準サイズだが、13inch のラップトップ一体型キーボードは省サイズのためにキーピッチが狭くなっていたりする。
キー配列
JIS、 US 等各国の規格に沿った配列。 特に話すことはないので好きなやつを使おう(ラップトップで外付けキーボードを使う際は必ず同じ配列のものを選ぼう)。
左右分離
キーボードが左右手に分割されているかどうか。 慣れが必要な代わりに自由な腕配置ができるので姿勢改善や打ち心地の向上に繋がる。
テンキー、テンキーレス
テンキーが付いているかどうか。 テンキー付きだとポータビリティが絶望的になるが、拘る人はあったほうが良い。
サイズ
キーボード全体の大きさ。 ポータビリティに関わる。
耐久性
キーボードがどれだけ長持ちするか。
筆者が使ったキーボード
この項目では、上記の着眼点をもとにして、筆者が使ったことのあるキーボードを解説する。 また、解説をしながらそれぞれのキーボードは誰におすすめできるか、できないかを考察していく。
今回扱うキーボードはこちら
- MacBook Air 13-inch 2015 一体型キーボード
- DELL XPS13 一体型キーボード
- FILCO Magestouch Black 青軸
- Unicomp Ultra Classic 106
- 自作 fortitude 60 茶軸
- PFU Happy Hacking KeyBoard Professional BT
- PFU Happy Hacking KeyBoard Professional HYBRID Type-S
- Apple MacBook Pro 15-inch 2019
- FILCO Majestouch Stingray 赤軸 テンキーレス
- ZSA Moonlander Mark I
Apple MacBook Air 13-inch 2015
- キー方式: メンブレン(パンタグラフ)
- キーストローク: 不明(超短い)
- キーピッチ: フルサイズ
- テンキー: なし
- 使用歴: 3 年
言わずとしれた Apple 謹製のパンタグラフキーボード。 キーストロークが普通のロープロより更に浅いため、底打ちした結果指が痛くなりやすい。
また、一体型のため一度へたると本体ごと修理に出す必要があり非常に面倒くさい(一敗)。 キーボードを持ち運ぶ必要は時にないため、とりあえず最小環境で使うのには向いているが、長く使うがゆえに不満も多く見つかるだろう。
DELL XPS13
- キー方式: メンブレン(パンタグラフ)
- キーストローク: 不明(超短い)
- キーピッチ: 一部フルサイズ
- テンキー: なし
- 使用歴: 2 年
こちらもラップトップ一体型のキーボード。 MacBookAir のキーボードとほぼ同じだが、キーピッチが変則的なため非常に使いにくい。 端のキーほど横のキーピッチが短くなる仕様のため、タッチタイピングなんてしようとした日にはタイプミスの連続である。
FILCO Majestouch Black
- キー方式: メカニカル(Cherry MX 青軸)
- キーストローク: 4mm
- 接点: 2.2mm
- キーピッチ: フルサイズ
- テンキー: なし
- 使用歴: 3 年
上記スペックは筆者が選択したもので、メカニカルスイッチの軸色とテンキーは好きなものから選べる。 筆者は主に、家のデスクトップ PC 用として利用している。クリック感が強く、押すのが爽快だったりゲーム等のタイミングが重要な場面で重宝する一方で、騒音過ぎて家で使っていても少し不安になる。また、長時間使うとかなり疲労が溜まりやすく、重く大きいため、持ち運べない。 家のデスクトップ用にとりあえず 1 台欲しい人にはおすすめできる。文字刻印がキーの手前側面に印字されているため、入力によって刻印がすり減らずにおしゃれな点もポイントが高い。値段も適正でメーカー保証がついていたり、公式がスキンを販売しているのでカスタマイズ性も ○。
Unicomp Ultra Classic 106
- キー方式: バックスプリング
- キーストローク: 4mm
- キーピッチ: フルサイズ
- テンキー: なし
- 使用歴: 2 年
キーの内部に強いバネが入っており、押したり話たりするたびに死ぬほどやかましい音がなる。 上記の FILCO Majestouch Black 青軸よりも遥かに「打鍵している!!」感が強く、かなり疾走感のある入力を実現できる。
一方で、押下圧が死ぬほど重く、音も死ぬほど煩いのでかなり頭がイッたマニアや、大昔に使われていた「THE・キーボード」を使いたい、という偏屈な方ぐらいにしかおすすめできない。 実用性はほぼないため、よっぽどなコレクターや凝った人は是非試してみよう。 間違っても夜中に使わないように。
自作 fortitude60
- キー方式: メカニカル(Cherry MX 茶軸)
- キーストローク: 4mm
- 接点: 2mm
- キーピッチ: フルサイズ
- テンキー: なし
- 左右分離: ○
- 使用歴: 1 年
- ポータビリティ: ○
- カスタマイズ性: ◎
- 耐久性: ダメ
夏コミで買った自作セットで作った左右分離型のキーボード。 分離型であることとキーピッチ以外はすべて自分で組み立てられる。 キーボードに凝り始めると誰もが一度は作りたくなる自作キーボード。
作る過程はもちろん、愛着によって完成してからも末永く幸せになれる。 筆者は左右分離かつ、キー配列を自由にいじれるものが欲しくてキーボードを購入するに至った。
普段は広めの机に展開してゆったり前傾姿勢でコードを書いたり、椅子の両脇に括り付けて背もたれにゆったりもたれながらコードを書いたりしていた。
多少の慣れは必要だが QoL ポイントは高く、今後様々な場面で活躍していくだろうと思われていた。 壊れなければ。
自作キーボード最凶の欠点は耐久性である。コネクタを抜き差ししているともげる、挿しっぱなしで持ち運ぶともげる、無理に引っ張るともげる、何をやってもだいたいそのうちもげるのである。 ものをかなり丁寧に扱える人であれば使いこなせるかもしれないが、どうがんばってもコネクタもげの運命からは逃れられないので覚悟して購入しよう。
PFU Happy Hacking KeyBoard Professional BT
- キー方式: 静電容量無接点
- 押下圧: 45g
- キーストローク: 4mm
- キーピッチ: フルサイズ
- テンキー: なし
- 使用歴: 2 年
- ポータビリティ: ○
とりあえず買っとけ。
キーピッチがフルサイズかつ静電容量無接点方式にも関わらず、重量が 530g しかない驚異のスペック。 サイズ感も 13 インチのラップトップにもすっぽり収まるほど小型で、どこにでも持ち運びができる。 Bluetooth 内臓で端末との接続性能も良く、あらゆる場面で活躍できる。 ゲーム等のフィードバックが重要な場面での活用は難しいが、プログラミングや文書作成といった、多くのタイピングを必要とする場面では疲れにくく静音なため非常に使い勝手が良い。 電池が切れても USB 給電口から電力供給ができるため、最悪 USB さえあればどこでも使うことができる。 備付の DIP スイッチにより、ハードウェアレベルで Ctrl、Alt、meta キーの配置変更ができ、Windows Mac linux 問わずすべてのキーが利用できる。 本記事もこれを使って書いているが、ぶっちゃけ記事を書くよりもタイピングをしてるほうが楽しい。
追記: 2019 年 12 月頃、PFU から Professional シリーズの後継となる Professional HYBRID シリーズが発売された。 値段は少し上がったが、Professional BT で問題だった給電用の USB があるのに Bluetooth でしか接続できない点や複数デバイスで利用したい時にいちいちペアリングしなければならなかったという問題が解消されている。
詳しくは PFU HHKB Professional HYBRID Type-S の項で解説するが、今買うならそちらの方だろう。
PFU Happy Hacking KeyBoard Professional HYBRID Type-S
- キー方式: 静電容量無接点
- 押下圧: 45g
- キーストローク: 3.8 mm
- キーピッチ: フルサイズ
- テンキー: なし
- 使用歴: 1 年
- ポータビリティ: ○
- カスタマイズ性: ○
とりあえず買っとけ 2020 年 Edition。
先に紹介した PFU Happy Hacking KeyBoard Professional BT の後継機かつ静音モデル。 打ち心地は Professional シリーズの Type-S と変わりがないが、機能面で大きく差をつけている。
まず、有線接続と最大 3 つの Bluetooth プロファイルを保持できるようになった。 HHKB といえばあらゆる環境の入力インターフェースとして利用することを想定しており、複数のコンピュータを扱う人からすれば Bluetooth の接続切り替えなど日常茶飯事だ。 一方、Professional シリーズの BT モデルは Bluetooth プロファイルを 1 つしか保持できず、有線接続もできないので再接続の手間が非常に辛かった。 この改善によって最大 4 つのコンピュータとシームレスな接続切り替えを可能にし、HHKB が語る理想に大きく近づいたのではないかと筆者は感じる。
文豪の万年筆のように、いつまでも愛用できるキーボード
原稿用紙を変える度にペアリングし直す必要がある万年筆など誰も使いたくはないのである。
また、新しい機能追加としてファームウェア上での独自キーマッピングが可能になった。
独自キーマッピングは旧来、自作キーボードの特権とされており、キーボードオタクの中でも特にニッチなオタク達が己の学習限界に挑戦するための手法として愛されてきた(要出典)。
これには dvorak 配列の為だけに自作に走る様な頭のおかしい輩も大満足である。
課題を挙げるとすれば、機能キーがキーマッピングに対応していないことである。 Alt や Ctrl、忌々しい CapsLock 等の機能キーはキーマッピングに対応しておらず、DIP スイッチのみで場所の変更ができる。 なぜその様な仕様になったのか全く以て理解できないが、できないものはできないので気をつけよう。 正直、機能キーを通常のキーがある位置に持ってきて使おうなんてつもりは一切ないが、そうした変態的なユースケースを想定している読者は注意しよう。
Apple MacBook Pro 15-inch 2019
- キー方式: バタフライ
- キーストローク: 不明(超短い、無いレベル)
- キーピッチ: フルサイズ
- テンキー: なし
- 使用歴: 半年
最近の Mac ユーザはみんなこれ、でおなじみの一体型バタフライキーボード。 死ぬほど使いにくいので Mac 購入直後にセメダインか何かで固めてしまおう。
以下、真面目な評価。
極めて浅いタッチで入力を行いたい人向けのキーボード。 触れるだけで入力される為、タッチパッドで入力しているのと似た感覚がある。 一般的にキーボードは底打ちすると指に負担がかかりやすいとされるので、押した瞬間底に当たるこのキーボードは指にかなりの負荷が掛かる。 慣れればある程度の負担は軽減できるが、キーストロークと接点がほぼ同一のためどう頑張っても底打ちの負担が指に来ることになる。
キーピッチはフルサイズのものと変わらない一方で、キーに傾斜がついていないのでキーあたりの接触幅が広い。 タッチパッド然としている為幅は広い方が感覚的に打ちやすい一方、隣接しているキー同士の隙間が非常に狭い為、誤タイプしやすいという問題もある。
一時期バタフライキーボードの故障が騒がれた時期もあったが、筆者が使っている分には特に問題なく使えているのでそこは改善されたものとして見て良いだろう。
総評として、長時間タイピングを行う職業エンジニアやライターにはあまり使って欲しく無い一品であると言えるが、独特なタイプ感で小気味よくキーを打ちたいという人にとっては楽しく入力を行うための最適解になり得るかもしれない。
FILCO Majestouch Stingray 赤軸 テンキーレス
- キー方式: メカニカル(Cherry MX Low Profile 赤軸)
- キーストローク: 3.2mm
- 接点: 1.2mm
- キーピッチ: フルサイズ
- テンキー: なし
- ポータビリティ: ×
- 使用歴: 3 ヶ月
2019 年 1 月頃に発売された FILCO のロープロファイルモデル。 赤軸ということもあり打ち疲れしにくく、キーストロークも程よいのであらゆる場面でスタンダードに利用できる。
ロープロファイルということもあり、音ゲー等入力精度が求められる場面でも使いやすい。 クリック感がないのでフィードバックに少し不安があるものの、押し始めてからキーが入力されるまでのスパンが短いためより直感的なタイミングでキーを入力できるのが強みだ。
ゲームというコンテキストで青軸と比較した時、移動や武器の切り替えタイミングの様に今押しているという感覚が欲しい場面では青軸、連打や リズムに合わせるといった押すときの速度や押す頻度が重視される場面ではロープロ赤軸と使い分けることができそうである。
使いやすさや導入障壁など、汎用性で言えばこのキーボードが今までの中で最も無難な選択肢と言える。
2020 年 10 月に CHERRY MX Low Profile Speed Switch(ロープロ銀軸)というよりゲーミング特化のスイッチを採用したモデルが発売された。 筆者は使っていないので詳しいことはわからないが、ロープロ赤軸と比較して接点が 0.2mm 短い 1.0mm となっており、より直感的な入力タイミングを得られるようになっているらしい。
ZSA Moonlander Mark I
- キー方式: メカニカル(Cherry MX 茶軸)
- キーストローク: 4mm
- 接点: 2mm
- キーピッチ: フルサイズ
- テンキー: なし
- 左右分離: ○
- 使用歴: 2 ヶ月
- ポータビリティ: ○
- カスタマイズ性: ◎
ErgoDox EZ を制作している会社が独自に企画・開発した左右分離型のメカニカルキーボード。 このキーボードは他のキーボードと異なる点が多いので、特徴をリスト化する。
- 左右分離
- 親指キー 4 * 2
- 全キーに対してキーマッピング変更に対応
- 5 ピンキースイッチの差替対応
- バックライト
- 外側に向かっての無段階チルト機能
- 親指キーの独立チルト機能
- パームレスト標準搭載
- 折りたたんで持ち運び可能
滅茶苦茶に高機能である。 親指キー付きでこのビルドクオリティのキーボードはなかなかお目にかかれないため、筆者としては沼入門には是非押したい逸品である。
魅力の多くは公式サイトに書かれているが、特に良かった機能をいくつか紹介する。
専用のキーマッピングアプリ。
Web アプリを用いて独自にキーマッピングを設定できるのだが、1 つのキーに対していくつかのキーを組み合わせた機能を持たせることができる。
例えば、US 配列で Mac の日本語/英字変換は ctrl+space だが、親指キーの 1 つを押すと ctrl+space が同時に押されたことになり、結果一発で日本語/英字変換ができる様になる。
そもそも使う人間がいないと思うが、Emacs 等のキーコンビネーションも保存しておける、便利。
キースイッチの差し替え。 組み立て済みキーボードとしては異色の機能。 5 ピンキースイッチという、台座と基盤に固定することで半田付けせずとも基盤に固定できるタイプのキースイッチを採用しており、キーごとに自分の好きなキースイッチに交換することができる。 キースイッチ過激派にはもちろん、自作キーボードやってみたいけど半田付けとかはちょっと怖いみたいなライトユーザ層にもお勧めできる要因である。
親指キーのチルト。 このキーボード一番の独自性は親指キーをチルトできることにある。 手が大きい人は下に、小さい人は上にチルトすることで親指キーまでの距離を自身の手に最適化できる。 親指の可動域に沿って斜めにチルトするため、どの角度で止めたとしても打ちにくさを感じることがないのも良いポイントだ。
フレームレス。 似た機能、キー構造を持つ ErgoDox EZ とのメタ的な比較になってしまうが、ErgoDox EZ と違いキーボード周辺のフレームが存在しない。 縦格子配列になっている本製品は、下の方のキー(掌側に近いキー)を押すために指を大きく曲げる必要がある。 一方、このキーボードは下にフレームが存在しないため、一番下のキーについては指の第三関節を押し込む様に操作することができる。 一見、あまり有用そうではない様なきがするがそんなことはない。 一番下のキーは主に alt や ctrl 等の機能キーを割り当てることが多い。 機能キーはコンビネーションで使うことが多く、分離キーボードでは片方のキーボードに寄ったキーコンビネーションが打ちにくい。 第三関節はまるで第三の手の様に扱うことができ、普段タイピングする指先の動きを阻害することなく機能キーを押し込むことができるのだ。 すごい。
欠点は発注から到着までがそこそこ長いところだろうか。 予約購入したというのもあるが、3 ヶ月程度待ったのでそこそこの忍耐が必要だろう。 ちなみに筆者は待ちきれずに FILCO Majestouch Stingray を買った。
最後に
自分に合いそうなキーボードは見つかったでしょうか。私的な感想ですが、ゲーム用の端末には青軸のメカニカルキーボード、それ以外は HHKB で事足りと思っています。ですが、こういうガジェットは自分で色々触りながら探求していくのも一つの楽しみ方です。 本記事をきっかけに一人でも多くの人間が沼へ落下することを楽しみにしています。
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追記
1 年ぶりに本記事を読み返して感じたことがある。
なんでこいつ 1 年に 4 つもキーボード買ってるんだ。
※ HHKB Professional HYBRID Type-S は 2 つ買ったため、実際に買ったキーボードは 5 個です。