BaHo Advent Calendar 2020 6 日目担当の BaHo 猫 です。
今日は 5 日目に引き続き、2020/11/25~2020/11/27 に開催されたLINE DEVELOPER DAY 2020の Frontend Session を見てきたので気になったところをまとめます。
LINE Design System の話
LDS(LINE Design System)という LINE 社内で利用されているデザインシステムについての話をいくつかのセッションに分けて話している。
LDS - コンポーネントライブラリに限定しない LINE のデザインシステムの変遷
LDS の概要と現在までの変遷についての話。
LDS は LDS M(for Messeiger)と MDS G(for Global Family Service)の二種類が存在している。 LDS M は LINE Messenger のためのデザインシステムで、LDS G は LINE 社のプロジェクト全体のデザインを統一するためのデザインシステム。
今回は LDS G についての話をしていく。
昔は koromo と呼ばれる UI フレームワークを使っていたが、コンシューマ-向けのデザインへ移行するために LDS G へ移行することにした。
LDS - プラットフォームを跨ぐアイコンアセット管理システムの開発
Laicon(LDS のアイコン管理システム)についての解説。
アイコンの名前付け手法をパーツのまとまりとして表現することで、異なるユースケースで用いられる似たようなアイコンの増殖を抑えた。 name-element-direction-shape-style の順に表現して名前を決めているらしい。
LDS - コラボレーションを促進する創発的なコンポーネントプラットフォーム開発
なぜデザインシステムをプラットフォームとして提供したのかという話をしていたのが印象的だった。
UI コンポーネントとしてライブラリを提供すると、パッケージとして扱えるのでテストが容易な一方、使うプロジェクトごとにバージョン管理が個別化してしまう点やフレームワークとしての選択肢にしかならず利用されないということになりかねない。 なので、プラットフォームとして開発者へ提供することでバージョン管理などの基盤になる箇所は LDS チームが管理し、開発者は基盤を気にせず開発できるらしい。
最後に
本日は LINE Design System についてのセッションをまとめました。 デザインをプラットフォームとして提供するという手法は個人的には眼から鱗でした。